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COVID-19

緊急:コロナ関連 新型コロナウイルスとは?

ジョンズ・ホプキンス大学の感染症教授による非常に有益な情報

JOHNS HOPKINS UNIVERSITY
Center for Health Security HP

ジョンズ・ホプキンス大学とは

ジョンズ・ホプキンス大学(1876年設立)は、米国メリーランド州ボルチモアに本部を置く私立大学で、世界屈指の医学部を有する、アメリカ最難関の大学の1つと言われており、 脳神経外科学、心臓外科学、小児科学、児童精神医学などの学問を生み出しました。附属のジョンズ・ホプキンズ病院も世界で最も優れた病院の1つとして認知されており、これまで36名以上のノーベル賞受賞者を輩出しています。

世界基準となる新型コロナウイルスのダッシュボードを開発

今回のCOVID-19の世界的な感染拡大を受け、ジョンズ・ホプキンス大学は新型コロナウイルスのダッシュボード(感染拡大の追跡システム)を作成しました。Webサイトへのアクセス数は全世界から2億件を超え、新型コロナウイルスの世界的な広がりを調べられる、極めて包括的なダッシュボードとして認められています。感染者が確認された国や場所に的を絞って情報を得ることができ、さらに現在治療中の患者数までも確認可能です。
現在、世界中の多くの他のダッシュボードがこのデザインを参考にしています。

ジョンズ・ホプキンス大学作成
新型コロナウイルスのダッシュボード

新型コロナウイルスとは?

このジョンズ・ホプキンス病院感染症教授より新型コロナウイルスについて非常に有益な情報が大学HPに掲載されましたので、皆様の参考になればと思い共有させて頂きます。

ウィルスは生物ではなく、何層もの脂質(脂肪)でできた保護膜に覆われたにたんぱく質分子(DNA)です。
このウィルスが、眼・鼻または口の粘膜の細胞に付着すると、突然遺伝コードが変異し倍々方式で増え侵略します。

ウィルスは生物ではなくたんぱく質分子であるため殺すことはできませんが、自然に崩壊(減衰)します。ウィルスが崩壊する時間は温度、湿度、どこ(何)に付着したかにより違います。

本来ウィルスはとても壊れやすいのですが、脂質でできた何層もの膜に覆われていることが問題で、この脂質の保護膜を取り除く必要があります。
脂質の保護膜を破壊することができるのは、石けんや洗浄剤が有効(泡立ててこすり破壊)です。破壊するためには石けんをたっぷりと泡立てて20秒以上こする必要があります。
保護膜を破壊することによりウィルスたんぱく質は自然に減衰し崩壊していきます。

熱は脂質を溶かします・・・25度以上の水で手や衣服、その他を洗うことが有効となります。さらに暖かい水は泡がより泡立つため、より有効となります。

アルコールとアルコールを65%以上含むものは脂質を分解します・・・特にウィルスの外側のたんぱく質の層を分解します。

漂白剤(塩素)1対水5の割合でプロテイン(たんぱく質)を破壊します・・・ウィルスの内側から崩壊させます。

過酸化水素水は石けん、アルコール、塩素の効果を長持ちさせます・・・過酸化水素はウィルスたんぱく質を破壊します。しかし、純過酸化水素水を使用する必要があり、皮膚を傷つける可能性があることに注意が必要です。

殺菌剤、抗生物質は役に立ちません・・・ウィルスはバクテリアなどの生物ではないので抗生物質で殺すことはできません。

服やシーツ、布などを振ってはいけません(使用、未使用にかかわらず)・・・表面に張り付いた状態では不活性なので勝手に時間がたてば分解するからです。しかし、これを振ったりハタキを使用すると、最大3時間空気中にウィルスが浮遊し鼻などに付着してしまいます。
― 3時間(生地)
― 4時間(銅と木)
― 24時間(段ボール)
― 42時間(金属)
― 72時間(プラスチック)

ウィルスは冷たい空気、寒い空間や家や車などエアコンがある場所では安定した状態で残存します。
また、湿気と暗さはウィルスの残存を促します。したがって逆に乾燥した暖かい、明るい環境は勢いを墜落させます。

紫外線ライトや光線はウィルスたんぱく質を破壊します。たとえば使用済みのマスクの殺菌には紫外線ライト(UVlight)を使用すると完璧です。但し、肌のコラーゲン(これもプロテイン)も破壊するので注意して下さい。

ウィルスは健康な肌を通り抜けることはできません。

酢(酢酸)は脂質の保護膜を破壊できないので有効ではありません。

スピリッツ、ウォッカも役に立ちません。
強いウォッカでもアルコール度数は40%です。ウィルスを破壊するには65%以上のアルコール度数が必要です。

アルコール65%以上のリステリンは役立ちます。

より狭く限られたスペースではウィルスも集中しているかもしれません。広い場所で換気がよければウィルスも少なくなります。

粘膜を触ったり、食べ物、鍵、ドアノブ、スイッチ、リモコン、携帯電話、時計、パソコン、机、テレビ、トイレなどを触る前にも、触った後にも手を洗わなければなりません。

頻繁に手を洗うことになるのでての保湿をして下さい。乾燥により生じる肌の小さなひび割れにウィルスが隠れ潜む可能性がありますので、厚めにハンドクリームを塗るのがお薦めです。

爪の中にウィルスが隠れるのを防ぐために、爪も短くしておきましょう。

―ジョンズ・ホプキンス病院―

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